実は先日、インフルエンザで数日間寝込んでしまったため、全身の筋肉が弱ってしまいました。
そのせいだと思うのですが、夕方になると頭を支えていた首から肩が、まるで岩になったかのように、パンパンに凝って腫れるという辛い思いをし、筋肉のありがたさを実感しました。
自分が意識していなくても、筋肉はしっかりと働いてくれてるのですね。
大切にしなければ。
そんな筋肉、実はアンチエイジングの働きもしてくれます。
せっかくいい働きをしてくれるのだから、少しでも長く持続して効果を得たいですよね。
しっかりと効果を持続する、上手な方法はあるのでしょうか。
筋肉の種類について
普段、何気なく筋肉と呼んでいますが、実は筋肉には遅筋・速筋と呼ばれる2つの種類があるのをご存じでしょうか。
遅筋は、持続力が必要な有酸素運動に向いていています。
速筋は、瞬発力が必要な筋トレなどに向いています。
そして、この速筋が代謝に与える影響がとても大きいのです。
だからこそ、筋トレをすることがとても大事になります。
筋トレで得られる効果
鍛えるのは少ししんどいと思いますが、下に書いたようなメリットが筋トレによって得られるなら、ぜひ取り入れたいと思いました。
- 代謝がアップし、痩せやすい身体を作れる
- 美姿勢を保てるため、若々しい印象を与える
- 糖尿病やメタボ、認知症などの生活習慣病の予防になる
- フレイル(日常生活でサポートが必要になる状態に移行するまでの中間的な段階)予防になる
- 肌がつやつやする
でも、上4つは何となくわかるのですが、なぜ筋トレをすると肌がつやつやするのでしょうか、気になりますね。
なぜ、筋トレでアンチエイジングできるのか
なぜ、筋トレをするとアンチエイジングにつながるのか。
それは、筋トレをすることによって就寝中の、成長ホルモンの分泌が高められるからです。
成長ホルモン。
子供のころに『早く寝ないと成長ホルモンが出なくて大きくなれないよ』的な事を言われた記憶があるのですが、この成長ホルモン、実は子供の時だけでなく、大人になってもずっと分泌されています。
ただ残念なことに、年々分泌量は減って30〜40代では、なんと思春期の半分にまで減少してしまいます。
成長ホルモンについて
成長ホルモンは、子供の成長や骨、筋肉を強くしたり、毛髪の発育や脂肪分解、ターンオーバー(一定の周期で肌が生まれ変わる仕組みの事)を活発にするなどの効果が期待できる、別名若返りホルモンと呼ばれています。
肌の代謝が落ちてくると、シワやくすみなど年齢サインや肌トラブルにつながるので、これはぜひ、筋トレを上手く活用して、成長ホルモンの分泌を促したいですね。
筋トレの効果を維持しやすくするために
「アンチエイジングができる」、「ダイエットができる」からと言って、ただ、闇雲に筋トレを行っていては、正しい効果を得れません。
正しい効果を得るためには
- 筋トレ前のウォーミングアップ
事故やけがを防止するためにも、しっかり身体を動かすために、ストレッチやマッサージなどで身体をほぐしてから行いましょう。 - たんぱく質を意識した食事
食事は、しっかりと3食摂り、緑黄色野菜やナッツ類、フルーツなどが筋肉の炎症を予防&緩和してくれるので積極的に取り入れて効果をしっかりと得ていきたいですね。
ちなみに、たんぱく質ですが、1日の適量を3食で割った量を摂るようにしてください。
必要以上のたんぱく質は、脂肪になったり腎臓への負担になります。
この2点を守ることが必要です。
誰でもできる、アンチエイジングに効果的な筋トレ
アンチエイジングの効果を得られる筋トレをご紹介します。
アンチエイジングの効果を得られる筋トレは、強度の高いものになります。
その中で、自宅でもできるのが
- スクワット
- ランジ
- 腕立て伏せ
- クランチ
- ヒップリフト
- プランク
などです。
名前を聞いただけで、断念してしまいそうなものばかりですね。
でも実は、この運動と同等の効果が得られ、毎日でも取り入れることができる運動がありました。
それは、【つま先立ち】
1日1〜2セット30回を目安に行いましょう。
これだったら、毎朝の歯磨きのついでや、料理や洗濯をしているときなど、習慣化すると簡単に行えますね。
つま先立ちは、普通に歩くよりもふくらはぎなどに負荷がかかるので、ふくらはぎや太ももが引き締まって美姿勢になる上に、朝行うと血流がよくなって冷え性の改善にもつながります。
それ以外にも、女性や高齢者の方でも比較的簡単に行うことができる、椅子を利用したスクワットがありました。
この椅子を使った方法だと、ひざへの負担も少ない上に、正しいスクワットの姿勢が見につきますね。
普段の生活のちょっとした隙間時間に取り入れて、ぜひアンチエイジングの効果を得たいです。
筋トレでアンチエイジング。効果を維持しやすくするには?:まとめ
アンチエイジングの効果を得るためには強度の高い筋トレが必要ですが、ケガなどをしないように無理のない範囲で行うようにしましょう。
筋肉が弱い女性や高齢者の方は、つま先立ちなどの日々の生活に取り入れやすいトレーニングを無理のない範囲で行うと効果を維持しやすくなります。
私は、朝の歯磨き時のつま先立ちと、(昼食を温める際の)レンジを使っている時間の逆腕立て伏せは習慣化してきました。
そのおかげか、自分的にはですが「足の浮腫みがマシになった」、「手足の冷えがずいぶん楽になった」と感じています。
自分の身体やライフスタイルに合った、筋トレを取り入れて、何時までも元気に若々しく過ごしたいですね。